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『殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件』 [Books その他]

殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫)

殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 文庫

友人が置いていった一冊。
なんでも彼女の家から我が家に来るまでの道中が長くて、本でも読まないと
やってられないとの事。
すまんのぉ。遠くて・・・・。

実際に起きた犯罪を取材した物を1冊にまとめた本なのですが、
自分が楽しく過ごしている壁一枚向こうでは狂気が渦巻いているのかも知れないって
思わざるを得ない内容です。
とても恐かったので、思わず読書中に玄関の鍵を確認しに行ってしまったMinMinです。
(小心者なのさ。とほほ。)

数々の事件の中でも一番印象に残ったのはやはり『名古屋アベック殺人事件』に関する
文章でした。
1988年、カップルを凄惨なリンチの末に殺害したのは未成年の少年少女達でした。
その中の一人には死刑判決が、そして残りの者には当時相当と判断された少年法が
適応されました。
ここまではね、賛否両論あるにせよ、当時の法律の中で決められた事なので事実として
読んだんです、MinMinは。
腹ワタが煮え繰り返りそうだったのはその後の話・・・・・。
少年院などから数年で退院した少年少女達は、なんと遺族に対して賠償金をほとんど
支払っていないのです。もちろん謝罪もなし。
インタビューに答えていたその中の一人の元少年の理屈が凄い。
「遺族に会って謝罪したりする事が過去を振り返り、後ろ向きになる行為だから」と言うのです!

「お前なんか一生後ろ向いてろ!」と少年法の理念を無視する気持ちになってしまいました。
もちろん非行に走っても、更生する子供も居るでしょう。
一生懸命生きている人だって居るはずです。
だけど。だけどさ・・・・・酷くないですか?
類を見ないほどの凄惨な犯行を犯したのにも関わらず、自分がした事ではないような発言。
責任(謝罪や賠償)を果たしていないのに、自分だけ前を見て将来を夢見て生きていく
権利を持っているって、なんで思えるんだろう?

はー。熱くなってしまいました。ゴメンなさい。
この本を読んで、非常に腹が立ったし、恐かったし、正直良い気分ではなかったです。
でも、ここに書いたような事実がこの世の中にあるという事を知っただけでも
良かった気がしています。
嫌だけど目を背けたくないという1冊でした。


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『小説家の内緒話』 by 瀬戸内寂聴 & 山田詠美 [Books その他]

小説家の内緒話 (中公文庫)

小説家の内緒話 (中公文庫)

  • 作者: 瀬戸内 寂聴, 山田 詠美
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

素敵な本を読むたびに思うこと。
それは「こんな凄い本を書く人ってどんな人なんだろう?」って事。
そのお話がメルヘンチックな物なら「可愛らしい方かな?」とか。
ミステリーなら「視線の鋭い人かしら?」とか・・・・。

で、この本を手にしました。
中学生の頃、山田詠美さんが大好きで夢中で読んでいた時期があったのが
まず理由の一つ。
瀬戸内寂聴さんの本は難しそうで数冊しか読んだことはないのですが、
その数冊から受けたインパクトが大きくて、興味津々。
それと(作品とは無関係ですが)寂聴さんの声が大好きで、たまにTVなどに出演
されていると、思わずそのチャーミングな声に聞き入ってしまうから!

で、読んでみて、やはり凄いなぁと(単純ですが)思ったのでした。
一つの事柄に固執して深く深く想いを巡らせる姿勢や、
自分にとって大切だと思う事柄のみならず、それを経験した時の自分の感情を事の他
大事にされている姿。
やはりお二人共、常人ではない!(←良い意味でですよ!)
作家になるべくして生まれてきて、その上努力されてきた方々なんだなぁと改めて思いました。

スキャンダラスなイメージが先行してしまうのもお二人の共通点かと思いますが、
いえいえ、そんな瑣末な事吹っ飛んでしまうほど、
ご自身の作家として&女としての生き方に真摯にプライドをお持ちです。
強くて美しい女性達って感じ。
本当に素敵♪

久し振りに詠美さんの「トラッシュ」が読みたくなってきました。
そして、ハードルが高いと諦めかけていた寂聴さんの本にもチャレンジしたくなりました。
たまには小説以外の読書も良いですね。
対談形式の本が苦手でない方は読んでみてください。
とても素敵な1冊です。


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