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『できればムカつかずに生きたい』 by 田口ランディ [Books 作家別_た行]

できればムカつかずに生きたい

できればムカつかずに生きたい

コンセント」、「アンテナ」、「モザイク」の三部作で懲りてその後手にしなかった
田口ランディさんの本。
友達が置いて行ってくれたので何気なく読んでみました。

3部作からなっているこの本。
個人的に一番好きなのは一番評判が悪い第1部です。
自殺してしまった兄の事。
折り合いが悪かった父の事。
どうしてそんな生き方・・・・としか思えなかった母の事。
赤裸々にそんな家族の話を書く事で自分の傷をどうにかしようと苦しんでいたランディさんの
姿が見えてきます。

人にはそれぞれ、そして家族にはそれぞれ生き方や接し方があるのでしょう。
ノンビリ育てられたMinにはランディさんのそれは衝撃であり、恐怖でもありました。
そして彼女自身のそれらに対する考え方も個人的には諸手を上げて賛成とは思えなかった。
でもそれは読者の問題ではなく、ランディさんも理解や受け入れを求めているのでは
無いのでしょう。

ある種、あの3部作を作られた田口ランディという人の事が少なからずわかった気がします。
2部・3部を読み進めて、「やっぱりこの人の文章好きじゃない」って思ったけれど
知ってそう思うのと、そうでないのでは大きな違いがあるのではないかと考えています。

できればムカつかずに生きたい。
タイトルには共感出来たことを書いておきたいとおもいます。
彼女が感じたムカつきとMinのそれでは・・・・・大きな隔たりがあるけど。


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『オーパ!旅の特別料理』 by 谷口博之 [Books 作家別_た行]

素敵な1冊。
個人的には、ファンタジーの冒険はもう夢見てないけど、
これから新しい世界に踏み出そうという若い年齢の方に読んでもらいたいなと思う本です。

この本にはひょんな事から開高健さん率いる冒険旅行隊に同行する事になった
谷口博之さんという料理人の体験が余すところなく描かれています。
最初は隊の食を預かるというプレッシャーから異常な量の食品調理器具
ダンボール何箱にも用意した谷口さん。
でも旅を重ねる度に行き先によって準備すべきものとそうでないものを見極める力や、
旅そのものを楽しむ余裕、そして新しいものを取り入れる姿勢が身に付いていきます。
もちろん料理のプロですから、もともとの素質は素晴らしいのだと思いますが、
その成長というか、変化がとても爽やか。

谷口さんの姿勢は常に謙虚で、エネルギー満ちていて、本当に素晴らしい!
Minは(個人的に)本当の意味で仕事の出来る人ほど実直で誠実だと思っています。
プロであることを鼻に掛けず、前向きな谷口さんの姿は本当に素敵♪
まさに「出来る人」なワケです。
が、反面、とてもお茶目な所もお持ちのようで、そんな一面にも微笑ましい気持ちを抱きました。
開高健さんのリクエストで蛇をさばく事になってしまったエピソードなど、もう最高。
谷口さんは蛇がとても苦手だそうで、本当に死ぬ気で調理した様子が文章から伝わってきます。
猛者が集まる冒険旅行の隊で働くことは、本当に大変だっただろうなぁと思いました。

オーパ隊は活動の主を釣りフォーカスしている冒険隊。
ですから、釣れる時とそうでない時の隊の雰囲気は180度違うようです。
釣れない日が続くとピリピリが限界に近づいてしまうことも・・・・。
そんな時、ベストタイミングで温かい物や恋しく思う日本食で隊の労をねぎらう谷口さんの
プロの姿勢と優しさ。
文章を通して湯気の向こうに著者の厳しくも優しい笑顔が見えるようでした。

探検する人。同行する人。
誰もがプロの姿勢を芯に持たれている事がとても素敵に感じられる1冊です。
これから新しい世界に飛び込む人や自分の居場所を探している人。
何らかのプロを目指している人。
この本はとっても大きな勇気を与えてくれます。
是非お時間のある方は読んでみてくださいね♪一歩どこかに踏み出せる気がしてきます。


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『つげ義春とぼく』 by つげ義春 [Books 作家別_た行]

「つげ義春さんって不思議な魅力の持ち主だなぁ」って改めて思った1冊。

颯爽旅日記   (場末感漂う温泉記)
夢日記      (夢の記録)
断片的回想記 (貧困時代のエッセイ)  
            の3部からなるこの本、飽きずに一日で読んでしまいました。

特に面白かったのが『夢日記』♪
この夢を元に作られた漫画作品もあるので、その部分に差し掛かると
「あ~、なるほど!」なーんて、ちょっと通みたいな感覚も得られて楽しい!
つげさんの作品の突飛とも思える感覚が妙にシックリ読者の心に響くのは
私たちも夢で近しい意外性を体験しているからなのではないかなって
今回の読書を通して感じました。

次に興味深かったのが『断片的回想記』☆
Minは(自分は苦労した事がないくせに)、こういった回想録風の貧乏時代話が大好きです。
有名なところだとビートたけしさんや大竹まことさんの不遇時代の泣き笑いストーリー
MinMinランキングの上位に君臨中。
で、つげさんの貧乏話はどうか・・・・・。
前述のお二方のお話と比べて、本格的な物を感じるのはMinだけでしょうか?
意図的にふざけた所が感じられない。その分、胃の辺りにズーンと来るリアリティ
読んでいて『ある無名作家』という彼の漫画作品を無意識に思い出していました。
同じ貧乏の話を描くにしても、やっぱりつげ義春はつげ義春のスタイルを貫くんだって妙に納得。
とても興味深かったです。

Min自身、つげ漫画について物凄く詳しいわけではありません。
でも、少なからず彼の漫画が好きで読み続けるのであれば、こういったエッセイも読んでみると
良いのではないかなと思います。
次に『ねじ式』を読むときは少し以前と違った感想が持てるかもしれません☆


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『私はクラゲになりたい』 by チチ松村 [Books 作家別_た行]

ご存知、ゴンチチのチチ松村さんの本です。
チチさんがクラゲに魅了された時点から、クラゲの生態に詳しくなっていき
ついにはクラゲだらけの湖でユラユラ漂うまでを克明に記載しています。

水族館でクラゲを譲り受けたり、自宅で飼うために水槽を用意したりと
いつになく熱中するチチさん。
先日、水木しげるさんの本を読んだ時も感じたのですが、やはり「好き」という
パワーは凄いなと思いました。
自ら「デラシネ(根無し草)」と公言してはばからないチチさんですが、その情熱は
本当にすさまじい。
そして、周囲に何と思われようと自分の「好き」に向かって突き進む姿は
変わってるけど、とっても爽やか。
Min個人としてはとても好感が持てました。
(自分の夫がチチさんだったら・・・・ちょっと困るかもしれないけど。)

そんな思惑や周囲の目を気にしないチチさんの周りには、いつの間にか
同じようにクラゲを愛する、素敵な人達が集まってきます。
水族館のクラゲ係りの人しかり。
海外で出会うさまざまな人達もみーんな素敵な人達ばかり。
「好き」の気持ちで繋がる関係は、それが一瞬の出会いだとしても
分かり合えるんだなぁと羨ましい気持ちになりました。

クラゲレポートとも言える本書の最後に書かれているタクシードライバーの
物語も、ちょっと切なくて温かくてとても良いストーリーでした。
チチさんの情熱と優しさが読み取れる素敵な1冊だとMinは思います。
週末、静かな海で日向ぼっこでもしながらゆったり読みたい。
そんな1冊です♪


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『どんたく』 by 竹久夢二 [Books 作家別_た行]

どんたく

どんたく

父の本棚から失敬してきた詩集。
つい最近まで竹久夢二が詩を書いていたとは知りませんでした。
モダンで独特なタッチの挿絵と、彼の作画を文字に起こしたような詩が楽しめる1冊です。

『たもと』 
そつといだけば
しんなりと
あまへるやうに
しなだれかゝる
――わたしのたもと
 
はづかしさの
かほをおほへど
つゝむにあまるうれしさが
こぼれでる
――わたしのたもと
  
わたしのかなしみも
わたしのよろこびも
みんなおまへはしつてゐる
――わたしのたもとよ。

なんだか色香が漂ってくる作品。
とても切なくてセクシーで一読しただけで虜になってしまいました。
夢二の美人画そのもののような詩ですよね♪

『嘘』
なげた石
鳥居のうへにのつかれば
どんな願もかなへんと
氏神様はのたまひぬ。
 
鳥居のしたにあつまりし
太郎に次郎に草之助
何がほしいときいたらば
太郎がいふには犬張子
次郎がいふにはぶんまはし
生きた馬をば草之助。
願をこめてなげた石
首尾よく鳥居へのつかつた。

石は鳥居へのつたれど
いまだに何もくださらぬ。

とても可愛らしくて、でもちょっとキュンとなる作品♪
小さい3つの頭が鳥居の下から夢中で石を投げている様子や
石が鳥居に乗ったときの喜んだ表情、
願いが叶わない事にちょっとしょげている様子などが目に見えるようです。

短い言葉の中から「日本らしさ」が感じ取れる素敵な詩集です。
優しい気持ちになれる作品ばかりですので、興味のある方は是非是非読んでみて下さい。


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『ねじ式』&『紅い花』 by つげ義春 [Books 作家別_た行]

多分「苦手」って方も沢山いらっしゃるんだろうなぁ。
でもMinMinは「つげ漫画」が大好きです。

ねじ式

ねじ式


【収録作品】
ねじ式・沼・チーコ・初茸がり・山椒魚・峠の犬・噂の武士
オンドル小屋・ゲンセンカン主人・長八の宿・大場電気鍍金工業所
ヨシボーの犯罪・少年・ある無名作家

紅い花

紅い花

  • 作者: つげ 義春
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 文庫


【収録作品】
紅い花・李さん一家・通夜・海辺の叙景・西部田村殺人事件
二岐渓谷・ほんやら洞のべんさん・女忍・古本と少女
もっきり屋の少女・やなぎや主人・庶民御宿・近所の景色

熱狂的なファンの方も大勢いらして、勝手な事を書いたら怒られてしまいそう。
なので、あまり怒られない程度に1つだけ書きたいと思います。

Minが「つげ漫画」から共通して感じるのは『思い通りに行かない』という感覚。
  もっきり屋のチヨジ
  下水道に住む山椒魚と流れ着く物
  茶屋の少女とマサジ
  立ち退きを迫られている韓国人たち
  売れない漫画家
  医者が見つけられない怪我した男
  唖の女主人

登場人物の誰もが『思い通りに行かない』現実の中で生きている気がします。
その上で「つげ漫画」の好ましいところは、その『思い通りに行かない』生活に
オチをつけず、淡々とストーリーが完結するところ。
Minはどの登場人物に対しても必ず
「たぶん明日も明後日も、大きな幸福や変化のないままに過ごすんだろうな」と感じます。

それゆえに、「救いが無い」と感じてしまう読者も沢山居ると思うのですが、
そもそも自他共に認める「救い」や「ハッピーエンド」ってそんなに頻繁に
起こらないんじゃないかな?  
そんな風に考えると、どのお話も物凄くリアルな物として胸に迫ってきます。

Minは読むたびに「切ない」というよりもお腹の底の方で「悲しい」と感じます。
なので漫画を「娯楽」と考えたい方には、Minはあえてお勧めしないです。
(個人的には擦り切れるほど読んで、大好きな作品なんですけどね・・・。)
「人間の業」みたいなものに触れたいって思う方は是非ゆっくり読んでみてください。
噛めば噛むほど味がでる。
そんな深くて、忘れられない作品が沢山収められています。


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『それゆけ茶人』 by チチ松村 [Books 作家別_た行]

週末ヘビーな話し合いが夫婦間で行われたので(詳しくは土曜日のブログで見れます)
ぼよよ~んと出来る読書に走ってみました!

大好きな人・・・・ゴンチチのチチ松村さん♪
かなり変わってて、チャーミング。
若い頃から「老人」に憧れていたり、その個性は想像を絶するレベルにあります。
でもとても穏やかそうで、自分の世界を大事にされているのが分かる。
そんな少年のような大人のような「アンバランス」な魅力に溢れる方です。
この本はそんなチチさんが独自の価値観から編み出した「茶人」という存在について
ご自身の様々なエピソードを踏まえて書かれた指南書的な1冊です。

指南書といっても堅苦しい話は一切無し!
クラゲのように流れに乗って右へ左へ。
各エピソードは腰砕けな爆笑ストーリーなのですが、なぜか元気になる。
「肩の力を抜いていいんだよ」って言われているような感じで、読んでいて
優しい気持ちになれます。
仕事で心がイガイガしたり、家事などに追われている方は、ちょっと休憩して
この本を読んでみてください。
誰もがマネ出来る生き方ではないですが、ちょっと力を抜いてみるキッカケを
作ってくれる・・・そんな本です。


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『小説 太宰治』 by 檀一雄 [Books 作家別_た行]

小説 太宰治

小説 太宰治

何を隠そう、MinMinは太宰治が大好きです。
(↑ 携帯の待ち受け画面は彼のモノクロ写真♪)
彼の本を読むと、心の奥をギュッと掴まれたような気持ちになります。
そして太宰治を思う時、Minは必ず「とても気が小さくて繊細で、
心根の優しい人だったんだろうなぁ」と初恋を思い出すような気持ちになります。

今まで色々太宰治がどういう人であったかを書き記した本を読んできました。
今回は「小説」と銘打ってあるので、小説を読むつもりでこの1冊を読んでみました。
壇一雄さんが太宰と親しかったからこそ見えてくる生身の人間・太宰治の姿が痛々しい。
酒をあおって、人生をあおって去っていった彼は、太宰を愛する私達以上に
「人生」という自身の作品に胸を鷲づかみにされ、痛みを感じながら生きたのだと感じました。

感想として沢山書きたいことはあるのですが、やはり「初恋の人」扱いなので
どこから手をつけていいのか・・・。
多分ちゃんと感想を書いたら、物凄い量になってしまいそう。
な・の・で、1つ何故か涙が出てしまった部分をご紹介して、残りは割愛します。

自分でも理由は分からないのですが、初代さん(最初の妻/事実婚)の事を
津軽訛りで「はちよー」と呼ぶシーン。
それまでの彼の生きてきた道のりや、人としての彼の生き辛さを考えるともう駄目。
なんだかもう我慢できないくらい『たまらない気持ち』になってしまって、思わず涙・・・。
(これだけ読んだだけでは分かりませんよね。ごめんなさい。)

内容に関しては賛否両論あると思いますが、Minにとっては
「やっぱり太宰治が大好き♪」と再確認する事が出来た1冊です。
他の太宰治に関する史実etcと読み比べる楽しみもあるので、ご興味のある方は
読んでみて下さいね。


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『緋い記憶』&『蒼い記憶』 by 高橋克彦 [Books 作家別_た行]

蒼い記憶

蒼い記憶

ずっと昔、『私の骨』という本を読んでから高橋克彦さんがスキです。
血みどろとかそんな怖さではなくて、心理的に怖い。
人間の心が怖い・・・そんな作品が多いと思います。

今回読んだこの『緋い記憶』&『蒼い記憶』 もゾクッと怖かった。
誰にでもある曖昧な遠い昔の記憶。
もしも、そこに思っているのと全く違う過去が隠されていたら?
もう考えるだけで怖い。
だって人や物の存在自体が記憶や記録でしか語られないと思いません?
読んでいて目の前にモザイクがかかるような鈍い、でも痺れるような恐怖を感じました。

どちらも短編集なのでちょっとづつ時間をかけて読みました。
どの話も設定が身近で、ホラー独特のうそ臭さがないのがスキです。
あまり書いてしまうとネタバレしてしまうので、今日はこの辺で!
夏なのでちょっと怖いのも挑戦してみようという方、是非読んでみてください♪


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『コンセント』 『モザイク』 『アンテナ』 by 田口ランディ [Books 作家別_た行]

コンセント

コンセント


モザイク

モザイク

  • 作者: 田口 ランディ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫


アンテナ

アンテナ

  • 作者: 田口 ランディ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫

3部作と言われているそうなので、続けて読みました。
この作風が好きな方がいたらゴメンなさい。
でもMinMinは好きになれません。

文章自体は簡単で読み易いのですが、
 ①言葉遣いが間違っている
 ②1作読むと癖がわかり、先が見え易い
 ③結末のつけ方が嫌い
 ④全体的に後半ウダウダしている  etc...で
「もういいや」って思ってしまいます。

心理学など好きですし、オカルト・スピリチュアル的な事に対しても
ニュートラルな考えを持っているMinMinですが、ちょっと無理でした。
たぶん、この作家の本は読まない・・・・と思います。


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