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『ももこのおもしろ宝石手帖』 by さくらももこ [Books 作家別_さ行]

旅行記を読んで、ちょっとさくらももこさんの本はもう良いかなって思っていたのですが、
こちらの表紙を見て、思わず買ってしまいました。

ももこのおもしろ宝石手帖 (幻冬舎文庫 さ 12-4)

ももこのおもしろ宝石手帖 (幻冬舎文庫 さ 12-4)

  • 作者: さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫

対話形式で色々な石について書かれているこの本。
とても興味深かったです。
アメジスト・キャッツアイ・ヒスイ・ダイヤモンド・アクアマリン・・・・・・
それぞれの石に、独特の色や輝きがある事が簡単な文章から読み取れて
非常に分かりやすかった。
勿論、専門的に勉強するのとは全然違うスタンスなのですが、
それでも宝石そのものの魅力にポーっとしてしまいます。

質の良いものになると云千万~数億にまで価格が跳ね上がる宝石ですが
装飾品としてだけでなく、「美しい石」として是非実物を見てみたいものです。
(恐れ多くて買いたいなんて言えない!小さい小さいのなら・・・・買えるかな?)

きっとこういう軽い本から興味を持って、もっと沢山専門的な知識を増やす方も
いらっしゃるんだろうな。
MinMinにはちょっと敷居が高いけど、それでもやっぱり宝石って素敵♪
女の子はきっと写真を見るだけでもドリーミングな気持ちになる。
そんな1冊です。


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『斜め屋敷の犯罪』 by 島田荘司 [Books 作家別_さ行]

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

  • 作者: 島田 荘司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1992/07
  • メディア: 文庫

非常にテンポも良いし、レベルの高い&読みやすいミステリーだと思います。
がっ!全然のめり込めなかったMinMinです。

宗谷岬に斜めに傾いた状態で建築された「流氷館」という洋館が舞台です。
館の持ち主である浜本幸三郎がクリスマス・パーティを流氷館で開いた夜に密室殺人が!
招かれた人々を巻き込んで次の惨劇が発生し…。

なんだろう。
トリックに頼っているというのかな?
登場人物が全く魅力的に感じられないのでした。

そもそもの設定もね。
洋館って言われても・・・・・それも斜めっているって。
どうしても乗り切れないMinMinなのでした。

ただ、何故斜めに建てられたのかが分かる部分は好き。
とても綺麗な情景が目に浮かぶようで。

個人的にはそこだけって感じでした。
評判が良かったから楽しみにしていたんだけどな・・・・残念!


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『さくらえび』 by さくらももこ [Books 作家別_さ行]

さくらえび

さくらえび

  • 作者: さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

さくらももこさんの初期のエッセイが大好きで、久し振りに読んでみたくなりました。
で、ブックオフで購入したのがこちらの作品です。

・・・・・・。あれ?
なんだか昔ほど面白いと思えないなぁ。

昔の作品ってもっと馬鹿馬鹿しくて、その上誰にでも経験があるような若気の至り的な
体験談etcが沢山描かれていたような気がします。
読んでいて「そうそう!私も実は・・・・」って感じの。

でも今回この作品を読んでみて真っ先に感じたのは「良いなぁ」って事でした。
お仕事なのでしょうが、色々なところに旅行に行って、美味しいものを食べて。
なんだか1冊の半分は紀行文といった感じ。

紀行文なら紀行文でもっと上手に書いていただきたいと思うし、
馬鹿話ならそれに徹してもらえるとありがたい。
個人的な意見ですが、どっち付かずで非常に残念でした。

うぅぅん。もういいやって感じです。


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『火の粉』 by 雫井脩介 [Books 作家別_さ行]

火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 文庫

テンポ良く書かれていて、すらすら読めるミステリー作品です。
本当にこんな事に巻き込まれたら・・・・・恐い。

物語は裁判官・梶間勲が武内真伍に無罪判決を言い渡すところから始まります。
武内は知人家族を殺した罪で裁判にかけられていたのですが、本人の背中に
自分ではつけられない傷がついており、それが大きいポイントとなり無罪判決を
勝ち取ります。
数年後。梶間は裁判官をやめ、念願のマイホームを手にいれ、大学教授の
地位を得ます。家庭では母親の介護や息子の司法試験などイザコザはあれど
梶間は一応平穏な日常を手に入れた形。
そんなある日、マイホームの隣にかつて無罪判決を下した武内真伍が引越してくる。
漠然とした不安を覚える梶間ですが、武内の愛想の良い好意的な態度に家族は
武内に心を開いていきます。しかし・・・・・。

まずミステリーとしてもとても良く出来ていると思うのですが、それ以上に
梶間が平穏と思っている家庭内にさまざまな火種がくすぶっている様子が
非常に巧妙に描かれていると思いました。
義母の介護を押し付けられた妻の複雑な心境。
司法試験を受ける息子の持って生まれた調子の良さ。
ヒステリーを起こす孫娘。
生い立ちに影を持つ嫁。
それぞれが小さな不安や不満、不適合である自分自身にいらだっている。
その小さな隙間に入り込んできた武内という男。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので、この辺にしますが
誰もが持つネガティブな気持ちにさらなる火の粉が降りかかり、やがて大きな事件に
繋がる様は、ある種自分にも起こりうると思えてきて、本当に恐い。

逆に犯人の感情にフォーカスすると、また違う種類の恐怖感が湧いてきます。
愛されたい。必要とされたい。感謝されたい。
誰だってこういう欲求は持ち合わせていると思います。
MinMinだってもちろんそう。
ただそんな欲求を無軌道に、相手の感情を加味する事を忘れて振りかざしたら・・・・。
こんな犯罪を犯すところまでは行かないにしろ、やっぱり自分自身をなんだか
悪魔的なところに押し上げてしまいそう。
そう考えると・・・・やっぱり恐い。

誰の目線に立って読む進めるかによって味わえる恐怖が違ってくる
とても面白い作品だと思います。
ちょっと長いけど、ご興味のあるかたは是非読んでみてください。
嫌ぁな感じの残る、本当に恐いお話です。


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『家族依存症』 by 斎藤学 [Books 作家別_さ行]

家族依存症

家族依存症

  • 作者: 斎藤 学
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫

古本屋でなんとなく手にした1冊。
心理的に不安定な人の心の底に、親子関係の問題が隠されている事を詳しく書いた本です。
親に対して「良い子で居なければ」と思う気持ちが強すぎたり、
あまり上手い事生きることが出来ていない親を無意識のうちに「守らなくちゃ」と
子供が必要以上に思ってしまうことで、その感情や関係がストレスになって
結局子供の方が登校拒否・摂食障害・アルコール依存症などに走ってしまう。
そんな悲しくもアンバランスな愛情を精神科医の立場から著者が解説しています。

とても分かり易く書かれていて、悩んでいる方にはとても良い本なんだろうなぁと思いました。
ただね、読んでいて少し悲しい気持ちになったのも事実。
本に書かれている事例やデータは、本来データ化されるべきことではなくて、
太古の昔から人々が心でなんとなく理解して来た事だと思ったからです。
何らかの形で変化が起こって、愛情の渡し方や受け方、社会や家族と言った
単位の中での人との関わり方が上手く行かなくなって来たからこそ
こういった内容の本が一般の読者向けに発行されるんじゃないかなぁ・・・・・。
そんな風に考えると、なんだかとっても寂しい気持ちになりました。

勿論悩んでいる方やその周囲の人達に有効な内容で、何らかの助けがこの本から
読み取れるのであればそれはとても喜ばしい事なのだけれど。

なんだか色々考えさせられる1冊でした。


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『ビタミンF』 by 重松清 [Books 作家別_さ行]

ビタミンF

ビタミンF

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫

重松清さんの短編集。
『ビタミンF』のFが一体何を示すのか、考えながらゆっくり読んでみました。
ご本人のあとがきによるとFamily、Father、Friend、Fight、Fragile・・・・。
色々なキーワードを詰め込んだというような事が書かれていました。
なるほど。
Min個人としてはFightのFっていう印象が強いです。
どのお話も、悩んだり傷ついたりしながら、それでも「何らかの形で前を向いて歩き始める」
そんな人達の存在が爽やかに描かれているから。
読んでいて「マイペースで頑張ろう」って気持ちになれたし。

全部で7つのお話からなるこの本ですが、一番印象に残ったのは
『セッちゃん』というイジメに纏わるストーリー。
主人公の雄介は妻と愛娘・可奈子と穏やかに暮らしています。
その可奈子はとても良い子で素直で、先生にも信頼がある自慢の娘です。
新学期が始まったある日、可奈子は転校生セッちゃんがクラスで嫌われ無視されている
事を両親に話します。そしてその理由は分からないと。
その日から毎日毎日、可奈子は帰宅するとセッちゃんの事を話し続けます。
雄介達はその実態を気の毒に思うけれど、事を荒立てる気もない。
いわゆる対岸の火事として考えている程度の対応をしています。
しかし、ある日、セッちゃんが誰なのか・・・・何故娘がセッちゃんについて
話し続けるのかを知る事になります。

イジメって酷い事だと改めて感じました。
ちょっと誰かが一人の事をウザイって言い出したら、伝染病のようにその感情が大多数の
心を占めてしまう。
喧嘩して、理由がある怒りをお互いにぶつけるのではなく、一方的に相手の人格や存在を
全否定するそのやり方は、本人だけでなく、両親を含め家族をも貶める事になる。
そんな権利、誰にもナイはずなのに・・・・。
そして、やられる方は全く理由が分からない・・・・
だから可奈子は「セッちゃんが嫌われる理由は分からない」と言ったのだと思います。
今までと同じにしているのに、なんで?どうして?何が?どうしたら?
何も分からずに混乱してる可奈子の気持ち。
不安で叫びだしたい気持ちを抑えてセッちゃんの話をする加奈子の姿。

でもこの家族は温かい。
少なくとも可奈子には帰る所があり、無条件に愛してくれる両親が居る。
その気持ちが「流し雛」に託されるシーンはとても感動的だし、自分もどんな事が
あっても立ち上がろうと思わされます。
可奈子みたいにイジメられる立場になっても、自分の大切な人が
理不尽な理由で爪弾きにされたり、意地悪をされても、自分の人生になる
核の部分から温かみのある心をなくさなければ、絶対にどうにかできる。
場所を替え、手段を変えて、世間やそこに居る人たちと再び渡り合う事が出来るようになる。
そんな風にファイトをもらえる1編です。

シンプルに力が湧いてくる短編集。
ちょっと疲れたときにいかがですか?きっと自分なりの元気が見つけられると思います。


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『佐賀のがばいばあちゃん』 by 島田洋七 [Books 作家別_さ行]

佐賀のがばいばあちゃん

佐賀のがばいばあちゃん

  • 作者: 島田 洋七
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 文庫

物凄く元気になれる本♪
おウチの事や転職の事、それ以外でも悶々と悩んだり、グルグル考えすぎたりする自分が
とっても甘ったれなんだなぁと反省しました。
この本に登場する洋七さんのお婆ちゃんの前向きでヘコタレない精神力には感服します。

実家のママさんが苦労を重ねた人の人生を知った時、
「こういう強い人には逆立ちしても叶わない」とよく言います。
Minもその意見には同感。この本を読んで、さらにその気持ちを強くしました。

たとえば、どんなに『自分の成長のため』なんて言ってMinが苦労を買って出ても、
生活そのものが苦労の連続でそれを必死に乗り越えてきた人の持つ
「人間としての強さ」には到底太刀打ち出来ない。
生きる力が違うと言うか、本当に凄いと心から思える人。
そんな尊敬できる存在そのものみたいなのが、この「がばいばあちゃん」です。

貧しい中で、必死に生活をしている。
でも、どこかウィットに富んでいて、明るくて、鷹揚な印象を受ける洋七さんのお婆ちゃんは
下種な言い方かもしれないけれど、良い女だとMinは感じました。
たぶん、本に描かれていない、辛い思いも沢山したと思います。
洋七さんだって、もっともっとお母さんに甘えたいって思ったり、物理的にままならない事が
たびたびあったんじゃないかと推察されます。
そんな中でも、努力を重ねて洋七さんを真っ直ぐに育てられた。
これを凄いと言わずとして、何を凄いと言ったらいいんだろう?

最近、子が親を殺したり、逆に親を子が殺したりというニュースを毎日のようにTVで目にします。
個々の家庭で何があったのかはMinには計り知れないし、簡単に批判を口にする事はできません。
でも、個人的に一つだけ言うとしたら「与えすぎ、与えなさすぎ」なんじゃないかなぁって。
昔よりも物質的には老いも若きも満たされていて、与えられる事に馴れきってしまっている。
でも、その反面人と人とのつながりが希薄になっていて、愛情を貰っている実感が感じられない。
そんな気がしてなりません。

なんて偉そうに書いているMinだって現代っ子。
「がばいばあちゃん」みたいにはそれこそ逆立ちしたってなれません。
ただね、その努力のスタイルを真似する事は出来る。
損得勘定を抜きにして、身近な人に愛情を注いだり、前を向いて努力をする事は出来るはず。
この本からはそんな事を感じました。
本当に洋七さんのお婆ちゃんは素敵な人♪
読み終わった後に姿勢を伸ばしたくなる、そんな本です。


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『疾走』 by 重松清 [Books 作家別_さ行]

疾走 上

疾走 上

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: 文庫


疾走 下

疾走 下

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: 文庫

ずっと表紙が気になっていた本です。
前情報なしで読んだので「ホラーかな?」なんて思っていましたが、それ以上に怖い
人間の物語でした。
上下巻を読み終えて、まず最初にイメージしたのは花村萬月さんの『イグナシオ』。
お話自体に共通して流れる、何か「人が背負う運命」みたいな物の受け止め方や
キリスト教の絡め方が似ている気がしました。

主人公シュウジは兄が引き起こした事件をきっかけにその生き方を大きく曲げられてしまいます。
その運命は過酷で、15歳のシュウジは1つの結末に向けて追い立てられるように進んでいきます。
運命という道を疾走していく主人公の姿は凛としていて、それゆえに悲痛だし切ない・・・・
とMinは感じました。

それと、父・母・兄そしてシュウジの悲しみや絶望が、「個」の中に閉じこもり育っていく過程が
読んでいてとても辛かった。
それぞれが時間差はあれど、悩みを内に秘めてしまうその姿から
人間の『個としての存在』ついて思いを巡らせました。
この家族の中には「孤独」「孤高」「孤立」、そしてそのどれにも当たらない
「ひとり」という存在が浮き彫りにされています。
 ◎ 誰にもつながらない
 ◎ つながる事を希望しない
 ◎ つながりを拒否される    そんな存在についての思いが刃物の様に心に迫ってきます。

重いけれど、ちょっと時間をかけて読んで良かったと思える1冊でした。
感じ方は人それぞれだと思いますが、Minは普段何気なく集団の中で生活する自分の存在に
感謝の念を感じました。
日々些末な不満etcあるけれど、少なくとも愛する人が居て、愛してくれる人が居る。
彼らとつながって生きている。
それを失う事が物凄く恐ろしい事だと感じる事ができる作品でした。


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