『さかだち日記』 by 中島らも [Books 作家別_な行]
『さかだち=酒を断つ』という意味のタイトルの一冊です。
とても楽しく、お酒を止めたりちょっと飲んだりの日々が日記として描かれています。
ただその日常は常軌を逸する程忙しい。
勿論ご自身で選ばれた道・・・・・・なワケですが、とは言えストレスやプレッシャーは
物凄かったのではと思いながら読み進めました。
小説が書けないと襲い掛かってくる体調不良。
呑めない代わりに飲む睡眠薬。
そしてその服用故に発生する部分的な記憶喪失。
インポテンツに躁鬱病・・・・・。
作家なのに手が震えて、視力が衰え、自力で文字がかけない日々。
普通に書かれたら本当に凹んでしまいそうな内容です。
だけれども、らもさんの凄いところはそれらの症状を深刻ぶらずに赤裸々に、しかし
突き抜けた明るさを持って描かれる所だとMinMinは思いました。
本の最初と最後には、『アメリカひじき』や『火垂るの墓』でおなじみの野坂昭如さんとの
対談も掲載されています。
野坂さんもかなりアルコールがお好きなようで、非常に話が弾んでいます。
ハチャメチャなトークですが、なんだかお二人とも楽しそう。
破天荒っていう言葉がピッタリの様子から妙な微笑ましさとキュントした気持ちを味わいました。
2008-02-18 19:18
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