So-net無料ブログ作成

『髪結いの亭主』 by パトリス・ルコント [Movies/DVD_海外]

髪結いの亭主

髪結いの亭主

  • 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: DVD

ほぉぉ。
観終わった後のため息はネガティブなものではありません。
映像の美しさやストーリーの巧みさ。
そして登場人物の気持ちがジンワリしみて、しばらく放心状態。
素敵♪どこを切っても素敵過ぎます。

子供の頃、近所の理髪店の女性から感じたセクシュアルな気持ち。
アントワーヌはそれ以来、女性の理髪師に憧れを持ち続けます。
将来の夢を尋ねられ「女の理髪師と結婚する」と言い放ってはばからなかった
アントワーヌ少年はいつしか中年となり、ついに念願叶い理髪師マチルドと結婚する。
お互いに愛し合い、静かで情熱的な日々は永遠に続くと思われたが・・・。

この作品は少年だったアントワーヌの欲望を軸に人生を描いていますが、
それ以上に「人生とは」とか「愛とは」という世界を余すことなく表現していると思います。
喜劇の日。悲劇の日。絶え間なく人生は進む。
そしてそこには愛する人との交わりがあるわけですが、その極上の喜びが
次の喜劇、悲劇を生み出す。
この映画自体を喜劇とも悲劇とも言い切れないのは多分そんな理由からなんじゃないかな。
愛し合う2人は蜜に包まれて閉鎖的にお互いだけを感じて生きています。
だからこそ、そこに生まれた狂気が生み出す悲劇は切なくて甘い。

マチルドの美しさも最高です。
立ち上る官能的な雰囲気と端正な美貌。そして静かに漂う憂いの表情。
そして、映像の軟らかさとシンプルな生活音の数々が心地よい。
そこから扇情的な感覚を絶え間なく感じました。
もうそれだけでもウットリしてしまいます。

日本人はこの映画、好きな人が多いんじゃないかな?
セリフから感じる以上に「静けさ」や「ニュアンス」から多くを感じる。
そう。小津映画みたいな感覚です。
MinMinはこの感覚の共有感にも本当に大満足♪
まだご覧になった事のない方には是非是非見ていただきたい名作です。
返却前にもう一回見ちゃおっと!


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。