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『老人と海』 by アーネスト・ヘミングウェイ [Books 海外]

老人と海

老人と海

  • 作者: ヘミングウェイ, 福田 恒存
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1966/06
  • メディア: 文庫

不屈の名作・・・・33歳にして始めて手にしました。
キューバの老漁師・サンチャゴ。
彼は長く釣れない状況を享受しつつも不屈の精神でたった一人漁に出ます。
そこで巨大なカジキマグロを釣りますが、帰路にサメに襲われてしまいます。
船にくくりつけていたカジキマグロは徐々に、しかし確実にサメに食いちぎられていく。
苦しい死闘の中で友情にも似た感情をカジキマグロに対して感じていたサンチャゴは
ほとんど骨と化してしまったカジキマグロをそれでも港まで連れて帰る。

淡々とした表現の中にサンチャゴの気骨あふれる姿が手にとるように描かれています。
男の中の男って感じ。(←個人的な感想なので、ピントが外れているかも・・・・。)
彼は媚ず、へこたれず、雄雄しく威風堂々と物事に対峙します。
それが、カジキマグロだろうが、彼を慕う少年だろうが。
彼の行動はそのまま彼の内面と直結していて、そのブレのない表現がとても素敵でした。

作品そのものも自然とサンチャゴが醸し出すピリッとした空気をダレささる事なく
最後まで緊張感を持って読むことが出来ます。
そしてたどり着いた結末。
漁に勝ったサンチャゴ。その後感情の頂上に居た彼は実質的な負を身に受ける事になります。
そんな経験の中で彼は運・敵・友・罪など神から与えられたであろう人間の業について
新たに何かをつかみ港に到着する。
様々な感情を感じながら、浜にたどり着くサンチャゴ。
そこに彼を待つ少年が存在することが、言葉にならないほどの救なんだってMinはしみじみしました。
うぅぅん。凄い。

時間をあけてまた読みたいな。
孤高のサンチャゴに触れる事で心がマッチョになった気がする、とっても深い1冊です。


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コメント 1

カーリン・サポーター

MinMinさん、またおじゃまします。

ある新聞で、読者の質問に、「暇な人は暇じゃない人の物語を読むといい」とあって読んでみたのですが、なるほど、サンチャゴの漁師としての生活・執念・精神力は、最近では最高齢でエベレストに登ったかたのように、「こういう世界もあるんだな」と思わせますね。
こういう、知らなかったことを味わわせてくれるのが、本の醍醐味といえるのではないでしょうか?
by カーリン・サポーター (2013-06-14 15:33) 

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