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『グランド・フィナーレ』 by 阿部和重 [Books 作家別_あ行]

グランド・フィナーレ

グランド・フィナーレ

芥川賞受賞作品。
読んでみたシンプルな感想・・・・・この本は随分とハードル高く読者を選ぶなぁって事。
そしてMinは選ばれなかったって事。

表題作はロリコンの男が主人公。
その趣味を妻に知られ、離婚され、映像を扱う職を失った男。
世に起こる事柄も主人公の目には書割のようにしか映っていないようで
現実感の無い生活が続きます。
そんな中知人から聞かされた話によって自分の犯した罪の重さに気が付いた彼は
映像の世界ではなく、言葉の世界へと引かれていきます。
そして、そんな彼の前に自ら死へと導かれうとしている少女達が現れ・・・・・。

いわゆる小説的な展開はほとんどありません。
が、それがMinが選ばれなかった理由ではないんです。
どうしても、どうしてもこの主人公に対する不快感が拭えない。
ゆえに、彼の気持ちに入り込めないのです。
文学だから、そんな事じゃなくて「文体」やら何やらを楽しむべきなのかも
知れませんが・・・・・無理。
読んでいてとても不愉快な気持ちになりました。

主人公が現実にフィルターをかけたようなスタンスを取っているのも好きになれません。
なんだか自分が犯した罪をもそのフィルターごしにしか感じていないような
印象を受けてしまって・・・・・。

うぅぅん。個人的にはハズレ。
本の帯には「文学が、ようやく阿部和重に追いついた。」とありますが
Minは全然追いついていないようです。
それはそれで好みだからね・・・・・追いつかずに居ようと思います。


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コメント 1

syun

アベちゃん嫌いは多いですね・・・www。特に純粋な女の人。
阿部和重の"セカイ"に通底しているものは悪・暴力・クスリ・エログロロリだと思います。
フツーの作家が描かない、描くことのできない、引いては普通の人が覗くことのできない"セカイ"を描く作家は貴重だと思うのですが・・・。日本文学だと他に谷崎潤一郎ぐらいしか思い浮かばない。
で、それこそ作家の神髄だと思うのですが・・・。
ウンチのシーン、ダメだった?www
by syun (2011-01-09 17:17) 

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